どうしてこうなるのか、その理由を、簡単に説明しますね。
1. キャップの回転
ペンのキャップを回すとき、キャップ全体が一緒に回るのですが、指で弾いた側と反対側では動き方が少し違います。指で弾いた側の印は、キャップの中心に近いところで回ります。中心に近いところは回っている範囲が狭いので、動きがゆっくりに見えます。
2. 反対側の印の動き
一方、反対側の印はキャップの端にあるため、中心から遠く、回る範囲が広くなります。これにより、同じ時間でも反対側の印は速く大きく動きます。目で追いかけるのが難しくなり、その印が見えにくく感じるのです。
下の動画は、黄色の印を指ではじいたときのスローの映像です。黄色が回転の内側にきて、ピンク(のハート)が回転の外側に来ているのがわかりますか?
3. 例えで考えると…
例えば、運動会でよくある台風の目を想像してください(知っているのかな?)。回転の中心に近いところにいる人は、あまり動かないですが、外側にいる人は大きく速く走らないといけませんよね?それと同じことがペンのキャップにも起こっているんです。
まとめ
指ではじいた側の印はキャップの中心に近いのでゆっくり見え、反対側の印は中心から遠いので速く見えて目で追いにくくなります。だから、指で弾いた側の印は見えやすく、反対側は見えにくくなるのです。
どうですか?わかってもらえたでしょうか? ぜひおうちでも試してみてくださいね^^
なお、この実験はNHK for schoolの考えるカラスでも紹介されています。気になる人はそちらも見てください^^
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